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マーテックの体制を整えるために今すべきこと

By: Aquent

多くのデジタルマーケティング担当者は、マーテックの変化のスピードに対応するのが難しいと感じています。企業は、この課題にどう対応するべきでしょうか?

DATE: 2018/03/01

エイクエントの兄弟ブランド”VitaminT”のブログから、デジタルポートフォリオやレジュメのティップス、イベント、トレンド情報、クリエイティブ業界の採用動向などをいち早く日本語でお届けします!

マーテックの体制を整えるために今すべきこと

マーテック(MarTech)としてよく知られているマーケティングテクノロジーは、2018年、そしてその先に訪れるデジタル主導の未来に向けて、話題の中心であり続けています。テクノロジー・データ統合と、優れた人材という2つの点を結びつけることは、ほとんどの企業が解決できていない大きな課題です。企業は、この2つの「重要な分野」を強化するには適切なマーテックチームが必要なことに気づいています。チームに足りないことがわかれば、会社の伸びしろが変わります。

マーテックの現状

デジタル広告はすでに大きなビジネスであり、その成長は止まるところをしりません。デジタル広告は既に世界の広告予算の3分の1を占めていますが、その割合は今後も増加し続けます。近年、テレビ広告に追いつく可能性が高く、減速の兆しは見えません。また、MarTechにより、広告主が正確に視聴者をターゲティングし、パーソナライズされたメッセージが提供できるようになったため、デジタル広告は引き続き増加し続けるでしょう。

昨日までのキャッチアップ

残念ながら、多くのデジタルマーケティング担当者は、マーテックの変化のスピードにに対応するのが難しいと感じています。ボストン・コンサルティング・グループが1,100人のマーケティング担当者に対して行った調査によると、自分のデジタルマーケティング能力を平均して100点中57点と評価しています。デジタルマーケティングの巨大な成長の可能性は明らかですが、実現できていない実情があります。ということは、マーテックの未来が掴めているエージェンシーには大きなチャンスがあると言えます。

今必要なこと

マーテックのチャンスを生かすために、企業は「2つの重要な分野」である”トレーニング”と”採用”を強化する必要があります。マーケティングテクノロジーそのものは、企業側も代理店側も利用することが出来ます。大部分のテクノロジーは、さまざまな規模の企業にとって十分に手頃な価格であり、必要なスキルについても、経験豊富なマーテックの専門家ならば修得が可能です。課題は「現状経験が少ない人材のスキルをどのように磨き上げるか」「チームが必要とするスキルを備えた人材をどのように獲得するか」にあります。

実装の課題

マーテックの長期的なソリューションを実装する際の最大の課題は、必要なハードスキルを特定することです。創造性や適応力などのソフトスキルはさておいて、5年後にはどのようなテクニカルスキルが必要とされるのでしょうか。

マーテックに携わる誰にとっても必要な2つのスキルは、「能力」と「学習欲」です。「チームワーク」「複数のチーム間を行き来する能力」が重視されるに伴い、「コミュニケーション能力」「チームの中でうまく立ち回る力」の重要度が高まります。

今いるスタッフのトレーニング

今後必要となるスキルの特定が難しいため、継続的に学べるトレーニングプログラムの準備が重要です。目の前の仕事をしながらトレーニングの時間を見つけることはバランスが難しいかもしれません。また、組織のカルチャーによっては、継続的な改善への投資に消極的なこともあります。しかし、トレーニングへの投資は、株式投資で配当金を得ることと同様に、急速に変化を続ける分野においては価値があると言えます。定期的に学習していない人たちを動かすには、継続的なトレーニングの重要性を強調することが必要です。

新たなタレントを採用する

多くの場合、重要なスキルはすぐに必要なのに、今いる人材がそのスキルを持ち合わせていません。どのデジタルマーケティング関連企業も新たな人材獲得に苦戦しています。適切なスキルのある人材プールは、マーテックのあらゆる機会に応えられる十分な大きさではありません。実際にデジタルマーケティングの専門家の需要は2017年に2桁増加し、近い将来も引き続き増え続ける可能性があります。つまり、トップクオリティの人材を採用することは、今後もマーテックにおいて課題となり続けるでしょう。

専門性の高い人材エージェンシーの力

マーテックにおいて一歩リードするために必要な人材を見つけようとする場合、人材エージェンシーは強い味方になります。「スピード」「専門知識」「対応力」の3つの要素をもたらすことができるからです。

素早いサーチ力

人材エージェンシーを活用する利点の1つは、新しい人材をスピーディに獲得できることです。良いエージェンシーは連絡をもらうとすぐに人材をサーチし始めます。すでに候補者のアイデアがあったり、あなたの組織に合う人材を呼び込むためにどこに広告を出すべきかわかっています。人事部に相談してゼロから探すよりも、エージェントは優秀な人材がどこにいるかを知っているため、素早く提案ができます。ネットワークを活用して候補者を探し出し、スピーディーに候補者を推薦します。

専門性の高さ

あなたは必要とされるソフトスキルがわかっていても、特定のポジションに必要なハードスキルがわからないかもしれません。マーテックの変化のスピードに追いつくために必要な最新のツールとそれを使うために必要なスキルに精通していないかもしれません。人材エージェンシーでは、そのような才能を検証する経験が豊富で、特定のビジネスゴールを達成するために必要なスキルの特定ができます。

変化への対応力

ほとんどのマーケティング担当者は、自分の能力が追いついていないと認識しており、特定のスキルセットが必要なときに最適な人材を確保したいと考えています。急速な変化に対応するためには、マーケットニーズを満たすスピード感が必要です。良い人材エージェンシーと協力することで、スピーディーに人材確保ができ、組織はより早い成長が可能になります。

優れたエージェントは何千人もの候補者をインタビューし、多くの質問をし、自分の経験に基づいて判断し、できる限り最良の候補者を見つけ出すことができます。

適切なスタッフを確保することは、マーテックの利点を活かす上での最大のポイントです。この分野においては人材確保が肝となります。適切な人材確保ができれば、競合をリードすることができます。必要なマーテック人材を見つける方法についてご相談したい方は、エイクエントにお問い合わせください。

[原文 MarTech Marches On: Prioritizing Marketing Technology in 2018