エイクエントは「もくもく会」を定期開催しています。
もくもく会は、参加者が「後で読む」とした記事を「もう読んだ」にして、情報収集の習慣化に挑む会です。

今回は、もくもく会第一期に参加された鈴木仁さんにお話を聞ききました。

鈴木仁
アドビシステムズ株式会社 パートナー戦略担当部長

聞き手:宮崎洋史 エイクエントマーケティング担当。もくもく会ファシリテーター

Q:現在のお仕事について教えてください。

はい。アドビはマーケティングクラウドという製品を販売していまして、事業会社への導入はアドビのパートナー企業が行っています。
私の役割は、コンサルティング会社、制作会社、広告代理店などパートナー企業がエンドクライアント(事業会社)にマーケティングクラウドを導入する際の支援をすることです。

Q:デジタルマーケティング業界はどこも人手不足ですから、なかなかスムーズに導入できないこともありますよね…

ですので、複数のパートナー企業を繋げることも私の役割の一つです。コンサルティングビジネスは、人を売るビジネスなので、ある部分を実装する際に人が足りない場合には、普段は競合の企業同士が協業できるようにコーディネートをするんです。
お見合いを演出しているようなものです。

Q:ハハハ。マーティング的に言い換えると、コミュニティを作っていくお仕事なんですね。ところで習慣化チャレンジでは21日間、マーケティング関連記事を読みました。印象に残っているのはどれですか?

特定の一つを上げることは出来ないのですが、四大広告グループの動きに興味があったので、それにまつわる記事ですね。

世界の広告業界では、WPPグループ、オムニコムグループ、インターパブリックグループ、そしてピュブリシスグループの4つは四大エージェンシーと呼ばれ、その動向は注目の的なんです。私は、特に業界1位のWPPと、アドビと関係の深いピュブリシスに興味がありました。

例)Maurice Lévy on Mediapalooza, Restructuring and Why Sapient Is the Future of Publicis

海外のエージェンシーは、長年、1業種1社としか付き合わないスタイルでしたので、同業種で複数社と付き合うためにはグループ化が進みました。しかし、この傾向は最近変化しつつあり、日本の広告業界のように、1業種内の複数社と付き合うことが増えているようですね。

アドビと関係の深いピュブリシスグループは、傘下のデジタルエージェンシーであるサピエントナイトロとの統合を深めているようなので、その記事には注目しました。

Q:日本では、アクセンチュアがIMJを買収しましたが、それも関係ありますか?

戦略コンサルティングファームの動きは、別の文脈でとらえています。彼らは制作能力が欲しいのだと思います。既に持っている左脳系のコンピテンシーに、右脳系のコンピテンシーを加えて、フルスタックのサービス提供を目指していますね。

Q:最後に、もくもく会、そしてそれに続く習慣化チャレンジに参加しての感想を教えてください。

四大広告グループのニュースは、日本では広告業界のメディアでも取り上げられることが少ないですよね。なので、習慣化チャレンジで英語記事を読むことを自分に課したのは意味がありました。


取材後記

僕自身、四大広告グループのことは知らなかったので、鈴木さんのシェアする記事を読んで非常に勉強になりました。

また、欧米のやり方にならうのがヨイように思いがちでしたが、世界の広告業界も1業種複数社と、日本流になってきたのはオモシロイなあと思いました。

もくもく会は今後も継続開催しますので、みなさまの参加をお待ちしています。