クリエイター、マーケターの転職活動に役立つ記事を、米国のAquent, VitaminTよりピックアップし、翻訳してお送りしています!
今回は、世界のデザインリーダーが「最強のチーム」を作るためにやっている、タレント(人材)やスキルの使い方・見直し方についてお話しします!
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新型コロナの流行で、経営や仕事のやり方が変化している今、ビジネスリーダーたちは変化に対応できるか、はたまた取り残されてしまうのかの分かれ目です。
世界のリーダーは、より少ないリソースでより多くのことをこなすこと(do more with less)、そして逆境でも力を発揮できるタレント(才能ある人材)探しに注力しています。
私たちInsideOut Community は、自分たちが持っているリソースを最大限に活用して、どのようにビジネスで成功し続けられるかについて話し合いました。
以下は、4月末にシカゴ、ニューヨーク、シアトルでのミーティングに参加した、デザインおよびオペレーションのリーダーから話を聞いてわかった、いまリーダーがやるべき具体的なステップをご紹介します。
ぜひこの記事をヒントにしてみてください!
1. スタッフの配置を考える
企業がこの新型コロナによる危機を乗り切るためには、ただ効率化を図ってROIを向上させるためだけの戦略ではもうダメでしょう。
リーダーたちは、チーム内だけではなく、別の部署だけ、さらには別の企業にさえ目を向けて、才能あるチームメンバーをシェアしようと動いています。
新しい人材を入れることで、新しいアイデアを生み出し、この厳しい状況の中でも優秀なスタッフの流出を防ぐことができます。スタッフの配置を考え直すのに、以下の2つの方法が役にたつかもしれません。
タレント・トレード
チームのクリエイティビティを刺激するために、組織の外からデザイン系人材をパートナーとして迎えます。パンデミックの前から、HallmarkやStarbucksなどの多様な業界のリーダーたちは、この取り組みで成功しています。今となっては、ほとんどオンラインでチームが作れることが証明され、このアプローチは現実的でコストもかかりません。
社内リソースの可視化・シェア
組織全体のプロジェクトや社内のリソースを可視化することで、リーダーはスタッフを迅速に再配置でき、ビジネス目標を達成できます。
自分のチームだけを見るのではなく、他の部門でもタレント(才能ある人材)を探すことができれば、生産性が上がります。そのためには、柔軟なワークフローが必要です。
メンバーの中には、UXスタッフをカスタマーケアの部署とシェアすることで、70,000を超えるインバウンドの処理を支援したリーダーもいました。
2. プロジェクトに合わせたスキルの見直し
すべての企業には、独自のキャリアアップシステムがあります。しかし、今急速な変化が求められていることを考えると、今までのプロセスでは時間がかかり過ぎる場合も。リーダーは、これまで受け継いできたトレーニングシステムだけでなく、その時その時に必要なスキルを把握し、またトレーニングし続けていかなければなりません。
スキルのギャップを埋める
今あるプロジェクトの成功のために必要なスキルを把握した後、リーダーはプロジェクトのメンバーと一緒に、彼らの興味やそのスキルが、そのプロジェクトにどう貢献できるかを考えます。
あるリーダーは、600を超えるプロジェクトを見直し、優先順位をつけ、紙の印刷物専門だったデザイナーにWebスキルのトレーニングを行うことで、基本的なデジタルタスクを任せられるようになりました。今の役職・役割にとらわれず、持っているリソースを使ってチームをトレーニングすることでよりチームが強力になり、より幅広いプロジェクトに対応できるように育ちます。
テクノロジーを使って加速
あるリーダーは、新しいシステムを導入することで、作業効率が鈍ったことに対応しました。優先順位が高くない社内プロジェクトなどでスタッフのモチベーションを保つのが難しいときには、新しいテクノロジーが仕事に付加価値を付け、スタッフの関心を高めるのも一つの方法です。
別の例では、新しいワークフローを導入し、デジタル化をリードしてくれるフリーランサーを採用しました。このように、多くのリーダーが、新しいシステムやツール作りのために多くの時間を費やしています。
3. 生産性を最大化するチームを作る!
デザインリーダーは、プロジェクトに合ったサイズのチームの編成と、プロジェクトの進め方を見直してください。 3か月前に決めたやり方では、今や生産性が悪い、ということもあり得ます。役割・責任・ワークフローを客観的に見て、リソースを最大限に活用することが重要です。
組織のチャートを再確認
組織図にとらわれず、メンバーの適材適所を考えてみましょう。どのメンバーが、どのように仕事を進めていけば良いでしょうか?決められた役割を取っ払えば、よりクリエイティブなやり方が見つかったり、本当に必要なことが見えてくることがあります。
デザイナーを一つの部署にとどませず、色々な部署でシェアすることで、変化に対応してより機敏に対応できるようになった、というリーダーもいました。
余裕がなくて、視野が狭くなってない?
今のリーダーには、今日の締め切りに追われるのではなく、先を見て、未来に対応するスキルが求められます。テクノロジーが変化を加速できるのと同じように、デジタルを駆使し、オンラインで顧客とのやりとりを活性できれば、この危機を乗り越えるだけでなく、付加価値を提供できます!
上記のようにチームやスキルの調整を行うことで、生産性が上がるだけでなく、スタッフの定着率が上がり、コストを削減できるので、長期的にみてもプラスの影響を与えます。
また、社内外の新しい仕事のやり方をみることで、今までのやり方に縛られず、改善し、クリエイティビティを刺激し、生産性をアップできます。チームのスキルと今のビジネスニーズを一致させることは、ビジネスと、そこで働くメンバー両方にとってとても重要です。
経験豊富なデザインリーダーの皆さん、ぜひ他の人たちがどんな課題を持って、どうやって取り組んでいるのかを話しあいましょう。私たちのコミュニティでも、メンバー同士で学習し、成長をサポートするために集まって話し合える機会があることを、とても嬉しく思っています。
ソーシャル・ディスタンスを守ってスタッフの安全を確保つつ、一緒に学んでいきましょう!
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