新型コロナウイルスにより、仕事のやり方やビジネスモデルに大きな変化が求められています。
今回は、中国にいるQuminのArnold Maさんに、Aquent UKがインタビューを行いました。
こちらでは、
– 中国の人々や市場が、どのように変化に対応してきたか
– コロナ禍によって生まれた、新しいサービスやビジネス
– 私たちがコロナ後のために今するべきこと
についてお話しをききました。
インタビューは英語のみのため、以下に要点をまとめています。
コロナ禍によって生まれた、新しいサービスやビジネス
Health&Fitness
ー新型コロナの影響で、ヘルスケアサービスの技術が大きく力を発揮している。
例:ヘルスコードのアプリが導入され、外出先ではコロナにかかっているかどうかをチェックされる。
緑色→コロナ陰性
黄色→未テスト
赤色→コロナ陽性
ー健康への関心が高まっている。オンラインのフィットネスなどが注目されている。
ー国内の大手スポーツブランドXstepは、400ある店舗全てをオンライン対応に。
コンバージョン率が16%上昇、1日の売り上げが800万人民元(約1.2億円)に。
Tourism
ー旅行・観光業は、ミュージアムや世界遺産をオンライン化。
ーオンライン花見は、初日だけで400万人の集客。
ー旅行サイトC-tripは、創業者がDouyin(Tiktokの中国版)でライブ配信を行い、1千万人民元(役10億円)のバウチャーを売り上げた。
Food
ー安くて便利な外食やテイクアウトの食事が多かったが、自炊の楽しさが注目されるように。クッキング用品が売れ行きが良い。
コロナ後に向けて、私たち(企業)ができること
ー中国では自粛が続き、みんな外に出て消費したいという気持ちが強くなっている。
ーコロナ後、セールスにすぐ繋ゲラれるよう、自粛中の今はブランディングや、顧客との信頼関係をより強くすることへ注力。
状況に合わせて、スピーディーにビジネスのやり方を変えていく中国。新しい”普通”(ニューノーマル)が始まると言われている今、今後の私たちのマーケティングにも参考になることがあればと思います。