Adobe MAX Japanは日本最大級のクリエイティブイベント。最新のデザインツールやソフトウェアのアップデート、実践的なワークショップが提供され、世界中のクリエイターが集まり知識を共有する場となっています。
今回、私たちAQUENTは、Adobe MAX Japan 2025のスポンサーとしてブースを出展し、ポートフォリオ作成方法のご紹介や、「3AND」のクリエイティブディレクター、SAKIKO KOBAYASHI 氏を迎えてのトークセッションなどを行いました。
この記事では、当日の様子を詳しくお伝えいたします。
【目次】
Adobe MAXとは
多彩なセッション
・Keynote
・クリエイティブ最前線のスピーカー
AQUENTブースでの様子
クリエイターのための魅力的なポートフォリオの作り方
「心を動かすデザインとは」SAKIKO KOBAYASHI氏トークセッション
アフターパーティー
まとめ
Adobe MAXとは

Adobe MAXは、クリエイティブの祭典として、Web制作者やグラフィックデザイナー、UI/UXデザイナー、映像クリエイターなど、さまざまなクリエイティブ分野のプロフェッショナルやデザイン愛好者が集うイベント。Adobeの最新ツールやアップデート情報、クリエイティブ業界のトレンドが一堂に会するこのイベントは、参加者に新たなインスピレーションとスキルアップの機会を提供しています。特に、業界の第一線で活躍するプロフェッショナルたちによる講演や、ワークショップが多く開催され、初心者から上級者まで幅広い層のクリエイターが参加することができます。
今年のイベント全体のテーマは「Create Magic ひらめきをおどろきに」。
クリエイティブなアイデアを誰もが実現し、マジックを作り出せるようにという意味が込められていました。
多彩なセッション

Keynote
Keynoteは、Adobe MAXの最初に行われる主要なプレゼンテーション。Adobe製品の最新情報や今後のアップデート、活用方法について紹介されます。
今回は、Adobe会長兼CEOのShantanu Narayen(シャンタヌ ナラヤン)氏の、「AIをクリエイティブプロセスに積極的に取り込んでいく」という宣言から始まり、その後多くの登壇者が製品のアップデートについて詳しく語りました。新機能や革新的な技術が発表されるたびに会場から拍手が起こり、多くのクリエイターたちが歓喜の声をあげていました。
今回 Keynoteで紹介された製品の主なアップデート
・Adobe Firefly 動画生成機能
・Illustrator 日本語を含む処理機能の高速化
・独自に開発した日本語バリアブルフォント「百千鳥」
・Project Neo SVGの読み込みで2D アートワークを 3D に変換
・Premiere Pro 翻訳機能の向上
・Adobe Express、Acrobat 生成AIを活用
▼Adobe MAX 2025 Keynoteの詳しい情報はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=sh6CUjPE5pI
クリエイティブ最前線のスピーカー

会場の各ステージでは、デザイン、写真、Web制作、UI/UXデザイン、映像制作、 3D制作、SNS制作、アドビツールや話題の生成AIなど、多彩な分野のスピーカーが登壇。それぞれのセッションは、ツールの有効な活用方法など初心者向けのものから、制作事例を詳細に伝える上級者や企業向けのものまで、幅広い層が吸収できる内容が盛りだくさん。
WEBデザインや、コンテンツ制作の現場でも活かせる内容となっていました。
AQUENT ブースでの様子

私たちAQUENTはクリエイティブ・マーケティング・デジタル領域に特化した人材エージェンシー。多彩な企業とクリエイターの皆さんとのご縁をつなぐパートナーとして日々伴走を続けている会社です。ブースでは、アンケートを実施し、クリエイターの皆さんの転職事情や採用企業のニーズについてお伺いしました。アンケートにお答えいただいた方には、オリジナルノベルティをプレゼント。転職についてお悩みの方には、直接アドバイスをさせていただきました。
クリエイターのための魅力的なポートフォリオの作り方

ポートフォリオの作り方が分からない、何を記載したらいいのだろう…と悩むクリエイターは多いもの。AQUENTのブースでは、これまで多くのポートフォリオレビューを行ってきた私たちが、クリエイターのための魅力的なポートフォリオの作り方についてショートセッションを行いました。
ショートセッションでは、UI/UXデザイナー、Web/グラフィックデザイナー、動画クリエイターの職種別事例を用いて、基本的な項目や気をつけるべき点、相手に伝わりやすいクリエイティブプロセスなどをわかりやすく解説しました。
「心を動かすデザインとは」SAKIKO KOBAYASHI 氏 トークセッション

今回は、ロンドンと東京に拠点を置く、クリエイティブスタジオ「3AND」のクリエイティブディレクター SAKIKO KOBAYASHI 氏をお迎えし、トークセッションを行いました。
「テクノロジーの変化が進めば進むほど、人間らしさという逆のトレンドが現れ、世界の動きはこれまでよりも、人間の感情に働きかけるデザインが求められています。」と語るSAKIKO KOBAYASHI 氏。
「心を動かすデザインとは」をテーマに、心を動かすBrand Narrative の3ステップについて、VERMICULAR HOUSEという体験型施設のブランディングや、FC東京のリブランディングなど、過去に手掛けた制作事例をもとに解説していただきました。
▼「心を動かすデザインとは~価値をカタチにするヒント」
SAKIKO KOBAYASHI 氏トークセッションの詳しい記事とアーカイブ動画はこちらをご覧ください:

アフターパーティー

Adobe MAX では毎年限定のカクテルが、アフターパーティーに登場します!
今年もアドビカラーやイメージをテーマにしたBombay Sapphire(ボンベイ・サファイア)のジントニックが振る舞われていました。
このとき、舞台ではAdobe MAX公式イベントの最後に行われる「Sneaks」が始まり会場は大賑わい。「Sneaks」はアドビ内で開発中の技術を先行公開するもので、多くのクリエイターが関心を寄せている人気コンテンツです。この日も大盛況の「Sneaks」でイベントを締めくくっていました。
まとめ

多くのクリエイターにとって、新しいアイデアとインスピレーションを得ることは、創造力を高めるためにとても重要です。今回Adobe MAX 2025に参加したことで、ツールのアップデートをはじめ、さまざまな視点や考え方に触れることができたのではないでしょうか。
私たちAQUENTのスタッフも、ブースやセッションを通じて、多くのクリエイターの方々と接することができ、とても貴重な一日でした。
これからも皆さんにクオリティの高い情報を提供できるよう、最新の内容を発信していきたいと考えています。ブースに来ていただいた方、セッションにご参加いただいた方、本当にありがとうございました。