ポートフォリオって何のため? といったそもそものお話から、クリエイターのリアル なポートフォリオを見ながら、どうやって「個性を出して」いけば良いのか? まで、日々クリエイターのポートフォリオを添削しているエイクエントのエージェントがお話しました。
今回は、そのイベントの内容を少しお見せします! ポートフォリオが必要なクイエイティブ職に就いている方はぜひ読み進めてください!
ポートフォリオ作成の5ステップ
1. コンセプトを決める
まずは、自分の強みを理解し、コンセプトを決めましょう。コンセプトとは、分かりやすく言うと「テーマ」のことです。ポートフォリオを作る上でぶれない軸となり、迷ったときに立ち返る指針にもなります。
コンセプトを決めるには、まず自分が今まで手がけてきた作品を集めましょう。
次に、それらの作品をカテゴリーに分けてみます。例えば、制作物の種類毎でもいいですし、業界毎やプロジェクト毎など。
カテゴリー分けしたら、どんな制作物を多く作ってきたのか、どんな業界やプロジェクトに多く携わってきたのかなど、自分の経験の特徴を分析します。
また、自分の得意・苦手や、今後どんな作品を作りたいのかといった、自分自身についても見えてくるかと思います。
自分で分析できたら、職場の先輩や同僚、クライアントなどに客観的な意見も聞いてみましょう。
最後に、自分がアピールしたいポイントを抽出します。このように、自分の強みから、ポートフォリオのコンセプトを導き出すわけです。
2. ストーリー性を持たせる
ストーリーが見えると、伝えたいコンセプト、いわゆる自分の強みを、より分かりやすく相手に伝えることができます。
ストーリー性を持たせるのに大切なのが、作品の「選別」(コンセプトに沿った作品の取捨選択)と「構成」です。
構成という要素がすごく重要で、私がいままで見てきたポートフォリオの中で、単に時系列で並べているものや、トーン&マナーがばらばらで全体の統一感がないものを時々お見受けするのですが、これですと、コンセプトを作った意味がなくなります。
きちんとコンセプトに沿って選んだ作品が、より引き立つような構成を考える必要があります。構成にメリハリを持たせたり、気の利いた演出など、飽きさせない工夫も必要です。
ストーリー性とは:
この動画のコンセプトは「掃除」です。
人工と自然の間に立ち、バランスを保ち、環境を心地よく整える人間の営みとして「掃除」を捉え直すことで、同社が創業から消費者に提案してきた「感じの良いくらし」を体現するものとなっています。
これを例にとれば、日常における掃除のシーンの選択が「作品の選別」になり、それを映像として世界各国、日常のあらゆる場面の掃除のシーンとして、ピアノの旋律に乗せて見せることが「構成」にあたるんじゃないか、と思います。
個性を出す
個性を表現するための代表的な要素は以下の通りです。
他のクリエイターのポートフォリオなどを見ながら、どんな表現をしているか参考にしてみましょう。
Search Projects :: Photos, videos, logos, illustrations and branding :: Behance
Behance is the world's largest creative network for showcasin
www.behance.net
- プロセス(作成過程)を伝える
多くの方は、作品の最終形だけを載せることが多いんですが、その最終形に至るまでの過程やそのプロジェクトの背景を示すことで、自分の制作に対してのアプローチの仕方やアイデア力などを伝えることができます。
課題・メインテーマ
作品のデザインコンセプト
アイデアスケッチ / ワイヤーフレーム
デザイン案 / モックアップ
最終デザイン
- アレンジ
見せる相手とシーンに合わせてアレンジしましょう。例えば、転職活動をされる場合であれば、メーカーを受ける場合と、広告代理店や制作会社を受ける場合では、見せ方を変えた方がよい場合があります。そのように状況に合わせて、ポートフォリオの微調整を行うことが必要ということです。
ただ、アレンジする場合は、あくまで、コンセプトに沿ったストーリーをもとに、アレンジすることが大切です。
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