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インハウスデザイナーへの転職ガイド

By: Aquent

成功するポートフォリオの作り方をご紹介します!
DATE: 2024/01/12

企業内に常駐し、その会社のブランドやプロダクトなどをデザインするインハウスデザイナー。従来は外部のデザイン会社やフリーランスに依頼されることの多かった作業ですが、最近では社内にデザイン部門を持ち、インハウスで対応する企業も増えてきています。このようなデザイナーは、同じ目的を持つチームの一員として、会社のビジョンやブランドの理解を深め、社内のさまざまなプロジェクトに寄与しています。

今回は、転職として人気度の高い「インハウスデザイナー」について、求められるスキルや効果的な転職活動の進め方を解説していきます。

【もくじ】

インハウスデザイナーとは

・企業内デザイナーのメリットとデメリット

・業界別インハウスデザイナーの特徴

転職市場でのインハウスデザイナーの需要

・求められるスキルセット

・成功するポートフォリオの作り方

効果的な転職活動の進め方

・転職サイトとエージェントの利用方法

・目立つ履歴書・職務経歴書の作成

・面接でのポイント

転職活動中のポートフォリオ管理

・効果的な作品の選び方

・オンラインポートフォリオの重要性

・プロジェクトのストーリーテリング

まとめ

インハウスデザイナーとは

インハウスデザイナーは、企業のブランディングやマーケティング活動をデザイン面から支える重要な役割を果たしています。具体的には、商品のパッケージデザインや広告素材の制作、社内資料のデザインからウェブサイトやアプリのユーザーインターフェースの開発まで多岐にわたります。また、企業のアイデンティティを表現するロゴの作成やブランドガイドラインの策定など、会社全体のビジュアル戦略を統括するケースも少なくありません。同じ企業の一員として情報共有がしやすいこともあり、ブランドのコンセプトを深く理解し、企業内の他の部門と密接に連携しながらデザインを作成します。

ここでは、インハウスデザイナーのメリット・デメリットや業界別の特徴についてみていきましょう。

企業内デザイナーのメリットとデメリット

企業にとってインハウスデザイナーを採用することのメリットは多岐にわたります。一貫したブランドイメージを社内で保ちやすくするほか、コスト面でも外部へのアウトソーシング費用を抑えられるでしょう。

しかし、その反面、企業文化や既存のデザインスタンダードに縛られ易く、外部から新鮮なアイデアが入りにくいという側面もあります。また、デザインの専門性が高まるにつれて、インハウスデザイナーのスキルアップや教育にも投資する必要があるのです。

業界別インハウスデザイナーの特徴

業界によってインハウスデザイナーの役割や求められるスキルには特色があります。例えば、ファッション業界では流行の変化に迅速に対応するためのセンスやクリエイティビティスキル、テクノロジー業界では、ユーザーエクスペリエンスデザインが重視され、常に最新のデザイントレンドとテクノロジーを融合する能力が求められます。一方で、金融業界では、保守的なブランドイメージを保ちつつも、ユーザーフレンドリーなデザインを創出する必要があります。各業界でインハウスデザイナーが効果的に機能するためには、業界知識とデザインスキルの両立が重要なのです。

転職市場でのインハウスデザイナーの需要

プロダクトやサービスが多様化していく現代社会で、企業のブランディングや製品のデザインはとても重要です。その役割を担うインハウスデザイナーへの需要は増加傾向にあり、特に中規模から大規模の企業では、自社のブランドイメージを統一し、より高い品質のデザインを求めて社内にデザイナーを持つことが多くなっています。ここでは、インハウスデザイナーに求められるスキルセットや転職に有効なポートフォリオの作り方についてご紹介します。

求められるスキルセット

デザインの仕事に就くためには、幅広いスキルセットが求められます。第一に、最新のデザインツールに対する理解と操作能力は基本中の基本。また、ビジュアルコミュニケーション能力も重要で、自分の作ったデザインがメッセージとして正しく伝わるようにするためのセンスが必要です。更に、チームで作業を進めることが多いため、コミュニケーションスキルやプロジェクトマネジメント能力も求められます。最新のトレンドを追いかけ、常に学び続ける柔軟性もまた、この業界で生き残るためには欠かせません。

成功するポートフォリオの作り方

ポートフォリオはデザイナーにとって自分の技能や実績を示すための重要なツール。成功するポートフォリオを作るためには、自分のデザイン哲学を明確にし、それが感じられる作品を選ぶことが大切です。また、単に見た目が美しいだけでなく、どのような課題を解決しようとしたのか、そのプロセスを示すことによって、思考力や問題解決能力をアピールできます。さらに、多様な媒体や業界のデザインを掲載することで、汎用性の高さを見せることも効果的。ポートフォリオを通じて、ストーリーテリングを意識し、観る人に自分のデザインへの情熱や姿勢を伝えられるようにしましょう。

効果的な転職活動の進め方

転職活動は計画的に進めることが重要です。まず自分の強みと市場のニーズを分析し、それを軸に活動を展開していくことが成功の鍵となります。ここでは、効果的な転職活動の進め方についてみていきましょう。

転職サイトとエージェントの利用方法

転職サイトは効率よい情報収集の場であり、エージェントはあなたのキャリアをサポートしてくれる頼もしいパートナー。デザイン系に特化した転職サイトに登録し、ジャンルを絞って情報を受け取ることをお勧めします。次にエージェントを利用する場合は、経歴と職務内容を明確に伝え、各自にフィットする求人を紹介してもらいます。

エージェントのサポートを最大限に活用するためにも、決して遠慮せずに積極的に質問をし、アドバイスを求めることが大切です。適切なアドバイスを受けることで、効率的な活動が可能となります。エージェントを通じて企業との面接設定も行ってもらい、転職活動を進めていきましょう。

目立つ履歴書・職務経歴書の作成

履歴書と職務経歴書は、転職活動におけるあなたの宣伝ツール。これらの書類には自己PRやキャリアのハイライト、スキルを効果的にアピールすることが必須です。また、企業に対してどのように貢献できるかを具体的に記載することで、採用担当者に強い印象を与えることができます。

文体は簡潔明瞭でありながらも、自分の成果を数字で示すことで、その実力が明確に伝わるよう工夫しましょう。さらに、業界や職種に合わせた専門用語を適切に用いることで、専門性をアピールすることも大切。添削やアドバイスを受けながら、何度もブラッシュアップをしていきましょう。

面接でのポイント

面接は個人の魅力や能力を直接アピールできる大きなチャンス。身だしなみに気を配り、基本的なマナーを守ることが大前提となります。また、緊張をほぐすためにもあらかじめ予想される質問への回答を準備しておきましょう。

面接官に対しては、聞かれた質問に明確に答えるだけでなく、自分の言葉で積極的に情報を提供する姿勢も大切。企業のビジョンやカルチャーについての理解を示し、なぜその企業を選んだのか、どのように貢献できるのかを明確に伝えましょう。自己分析を深め、自信を持って臨むことが成功の秘訣です。

転職活動中のポートフォリオ管理

転職活動において、ポートフォリオは自分の能力や実績を示す大切なツール。特に、クリエイティブな職種を目指す人にとって、作成した作品の管理とプレゼンテーションの方法は成功に直結します。優れたポートフォリオは、単なる経歴の羅列ではなく、個性と専門性が光る内容でなければなりません。ここでは、効果的なポートフォリオ作成について解説していきます。

効果的な作品の選び方

転職を成功させるためのポートフォリオ作成では、どのような作品を選ぶべきかが重要です。まず、自分の専門性や強みを際立たせる作品を中心に集めましょう。面接官の興味を引くようなオリジナリティある作品が好ましいです。

また、技術的な完成度だけでなく、どんな思考でその作品が作られたのか、どのようなプロセスで課題が解決されたのかを語ることができる作品も重視されます。実際の業務を想定して、成果とプロセスの両方をバランスよく紹介することが大切です。

オンラインポートフォリオの重要性

昨今、オンラインポートフォリオが求職活動において欠かせない要素となっています。オンラインであれば、いつでもどこでも、多数の採用担当者に自分の作品を見てもらうことができます。

オンラインポートフォリオの作成は、利便性だけでなく、デジタルコミュニケーション能力や最新のトレンドを把握しているかどうかを示す指標にもなります。清潔感のあるデザイン、直感的なナビゲーション、迅速なレスポンス、これら全てが、ポートフォリオを通じてあなたのプロフェッショナリズムをアピールすることに繋がります。

プロジェクトのストーリーテリング

ただ作品を並べるだけではなく、それぞれのプロジェクトにストーリーを持たせることで、作品に深みが生まれ、視聴者の記憶に残りやすくなります。挑戦や困難などの経験を、ひとつの物語として構成し、どのような価値を生み出したのかを伝えてみましょう。

具体的な事例を挙げ、アイデアの発想から実現に至るまでのプロセスを詳細に説明することで、面接官にあなたの思考プロセスや問題解決能力を理解してもらう絶好のチャンスとなります。成功事例だけでなく、失敗から何を学び取ったかを語ることも、自己成長の証として価値があるでしょう。

まとめ

今回は、転職で人気のあるインハウスデザイナーについて、求められるスキルや効果的な転職活動の進め方をご紹介しました。

企業のブランディングやプロダクトデザインなど、幅広く活躍できる「インハウスデザイナー」。働く楽しさを感じられるよう、自身のセンスやスキルに合わせた企業を選び、転職活動を行っていきましょう。


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