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デザイナーが実力不足を感じるのはなぜ?理由と解決策を紹介

By: Aquent

デザイナーが実力不足を感じる理由と解決策、デザイナーに向いている人の特徴を紹介!
LAST UPDATED: 2024/05/14

満足できるデザインができない…と実力不足を感じるデザイナーは多いもの。今回は、そんな不安を感じているデザイナーのみなさんへ、実力不足を感じる理由と解決策について詳しく解説します。さらに、デザイナーに向いている人の特徴もご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

デザイナーが実力不足を感じる理由

  • 配色や空間のデザインが苦手
  • 情報過多で重要ポイントが分かりにくくなってしまう
  • 制作に時間がかかる

<目次>

試用期間中のデザイナーは解雇できるのか

デザイナーが実力不足を感じる理由

→カラーや空間をデザインするスキルが不十分

→情報過多のため重要ポイントがぼやける

→制作に時間がかかりすぎる

デザイナーの実力不足を根本から解決する方法

→商業用のデザインを学び直す

→見本になるデザインを集める

→怒られても精神的にネガティブになりすぎない

デザイナーはどんな人が向いている?

→細部まで意識がいく

→強みを活かせられる

→コミュニケーション能力が高い

デザイナーの自由な発想力を活かそう

試用期間中のデザイナーは解雇できるのか

デザイナーのなかには実力不足のため、「試用期間としてスタートしたばかりだから、解雇されるのではないか」と不安になる人がいます。

試用期間中の場合、一定の条件のもとで解雇できるケースはあります。ただし、これは実力不足というだけでなく、社会通念上やむを得ないと考えられる明確な理由がある場合のみです。そのため実力不足が原因による解雇は、ほぼないといえます。

また、厚生労働省の「厚生労働省におけるデジタル推進人材育成の取組について」によると、現状ではIT人材が不足しており、今後2030年までに45万人のIT人材が不足するという将来の試算もあります。

AIの台頭でデザイナーの将来性を危惧する声もありましたが、久留米工業大学の「工学の『今』と『これから』」によると、AIは何もないところからデザインできないデメリットがあり、人間のデザイナーにしかできないことは多いとされています。人間のデザイナーは簡単に解雇されない、社会で必要とされている存在です。

デザイナーが実力不足を感じる理由

絵を描くことが好きで美術系の学校を卒業し、デザイン会社でデザイン系の職種で採用されて就職したにも関わらずデザイナーを辞めたくなる人は少なくありません。ここでは、デザイナーが実力不足を感じる原因について紹介します。

カラーや空間をデザインするスキルが不十分

デザイナーが実力不足を感じる理由のひとつとして、カラーと空間のデザインが苦手ということが挙げられます。具体的には、見ている人に印象付ける配色ができなかったり、マージンや形、大きさがバランスよくまとめられなかったりするケースです。

配色と空間のデザインは、正直なところ簡単なものではありません。最初からできる人は少ないため、先輩などから客観的な意見をもらい、修正を繰り返して覚えていくようにしましょう。

情報過多のため重要ポイントがぼやける

情報量の多いデザインは、重要ポイントが伝わりにくくなります。しかし現実的には「あの情報もこの情報も盛り込んで」と依頼されるケースが少なくありません。その結果、強調したい重要ポイントがぼやけてしまい、自分の実力不足を感じる人がいます。

盛り込むべき内容が非常に多い状態の場合は、目立たせるべきポイントを把握する必要があります。重要ポイントが把握できていると、訴求力の高いデザインが実現できることも多いです。

制作に時間がかかりすぎる

デザイナーのなかには、制作に時間がかかりすぎて「デザインの実力が足らないからだ」と判断してしまう人がいます。

確かに、制作に時間がかかりすぎるとスケジュールが乱れたり残業時間が増えたりするため、デザイナーに向いていないと考えてしまうこともあります。制作スピードを上げるために、以下の行動を試しましょう。

  • ショートカットキーの使い方を覚える
  • レイアウトを決めてから装飾する
  • アイデアが生まれたら随時メモをとってストックしておく

一つ一つの行動を工夫することで、制作スピードが上がり、より価値あるデザインにつながりやすくなります。

デザイナーの実力不足を根本から解決する方法

デザイナーの実力不足を根本的に解決させる具体的な方法について紹介します。

商業用のデザインを学び直す

毎日、デザインのスキル不足を感じる人は、プロとして尊敬できる上司や先輩から感想をアウトプットしてもらうことが一番成長につながります。

私用で使うデザインと商業用のデザインは異なります。商業用のデザインは、美的センスが高いデザインより、シンプルで分かりやすいものが好まれることも多いです。

デザイナーのなかにはデザインの実力不足でなく、商業用のデザインの経験が不足しているだけの可能性もあります。自分のデザイン力には自信をもって、商業用のデザインをコツコツ勉強しましょう。

見本になるデザインを集める

日々、デザイナーとしての実力を向上させるために、見本になるようなデザインを集めましょう。たとえば不動産の広告を制作しているデザイナーの場合、不動産のチラシを集めて見本帳を作ります。

魅力的な広告をチェックして、物件を美しく見せる方法や目立たせる方法や文字構成の良さなどを整理します。逆に、失敗している部分も探します。

世の中に流通している広告を見てデザイン集を作ることで、オリジナルの学習教材や資料として活用可能です。もちろんデザインを真似してはいけませんが、商業用デザインの知識として蓄えられます。

怒られても精神的にネガティブになりすぎない

新卒や未経験で入社して、まだ年数が経っていない場合、上司や先輩から怒られる状況もあるかと思います。先輩からダメ出しされても、必要以上にネガティブになりすぎないことが大切です。不安を感じすぎたり悩みすぎたりした場合、視野や考え方が狭くなる可能性も考えられます。

30代後半や40代のベテランのデザイナーやディレクターのなかには、職人タイプや技術職タイプの人がいます。決められた制作物をハイスピードで淡々とこなし、口数が少ない一方、高い成果をあげられるタイプです。

そのような上司から自分のスピードの遅さや技術の未熟さについて叱責された場合でも、ネガティブになりすぎず自分のデザインの問題点はしっかり理解して努力し続けることが大切です。

デザイナーはどんな人が向いている?

UXデザイナーやWebデザイナーなど、デザインの仕事に向いている能力を持っている人の特徴について3つ紹介します。

細部まで意識がいく

制作物の細部にまで意識がいき、こだわってデザインできる人は、ザイナーに向いているといえます。たとえば、Webデザインの1ピクセルのズレや余白などの細部にまで目が届き「無駄が気になる」「美しく整えたい」という人です。

サービスを利用するユーザーは違和感を覚えたり、使いにくさを感じたりした場合、簡単に離脱することが少なくありません。成果につながるよう細部にまでこだわってデザインできる人は、デザイン業界で重宝されます。

強みを活かせる

自分の強みを意識的に見つけて、活かせることのできる人はデザイナーに向いています。

全体のデザインレベルは未熟であっても、パースの制作やレイアウトの作成など特定の分野で「社内で1番クオリティが高い」というレベルに達すると、優秀な人材と認められやすくなります。

職場の居心地が悪かったとしても、環境が変化し改善されることもあります。その結果、「自分はデザイナーとして実力不足」「デザイナーを辞めよう」というネガティブな選択肢は選びにくくなります。

コミュニケーション能力が高い

デザイナーに向いているのは、コミュニケーション能力の高い人です。デザイナーは、クライアントやチームメンバー、営業担当など、さまざまな人と何度もやり取りする機会があります。

クライアントのニーズをくみ取り、チームメンバーとコンセプトやマーケティング戦略について情報共有するためには、コミュニケーション能力が大事です。言葉で疑問を伝える能力やヒアリング力も求められます。

企業勤めの人だけでなく、フリーランスとして独立する働き方を選んだ人にはとくに求められる能力の一つです。

デザイナーの自由な発想力を活かそう

デザイナーが実力不足を感じる理由と解決策を紹介しました。日々の作業を通じて、デザイナーの実力は向上させることができます。

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