Skip navigation

tensoの客本さんが考えるコミュニケーション力

By: Aquent

「コーヒー豆を買う時は 『苦いコーヒーが好きです。苦味が強く、酸味の強くない豆はどれですか?』と店員さんに質問するようにしています。とある店ではこう言われました」 で始まる客本さんのコミュニケーション論です

DATE: 2016/05/18

コミュニケーション力とは何か?を求人企業の方にお訊きするシリーズの第二弾です。

これまでの協力企業・回答者様はコチラ

今回は、国内通販サイト向け海外発送代行サービス「転送コム」と、日本の通販サイト・オークションサイトの代理入札・代理購入サイト「Buyee」を運営するtenso株式会社 客本さんの考えるコミュニケーション力をご紹介します。


tenso株式会社
システム開発部
客本 裕一郎さん

私はコミュニケーション力とは、「思いやり」であると考えます。

以前、こんなことがありました。

私は苦いコーヒーの方が好きで、酸味が強いコーヒーは苦手です。
そのため、コーヒー豆を買う時は 「苦いコーヒーが好きです。苦味が強く、酸味の強くない豆はどれですか?」 と店員さんに質問するようにしています。

とある店ではこう言われました。
「深煎りしたら苦くなりますが、それは人間が後から付け足した邪魔なものです。コーヒー豆本来の味を楽しむには浅煎りです。」

別の店ではこう言われました。
「深煎りしたら苦くなりますが、煎り方にも種類があります。こちらの煎り方ですと、苦味とコーヒー豆本来の味が楽しめますので、これくらいの煎り方でどうでしょう?」

どちらもコーヒー豆の専門店で、お客様に美味しいコーヒーを飲んで欲しいという気持ちは変わらないと思いますが、前者は私が何を望んでいるかについては、考えていない様に感じてしまいました。
対して後者は、私の希望を尊重しつつ、豆本来の味(豆専門店なので、伝えたいですよね)も提案してきました。
どちらが私の望みを叶えてくれたかは、言うまでもありません(苦いだけではない、期待以上に美味しいコーヒーでした)。

(特に仕事では)相手の望んでいる事を考えながらやりとりをしなければ、関係性は悪化し、会社やチームが掲げた目標を達成することは難しいでしょう。
自分の考えを伝えつつも、他者を尊重する「思いやり」が、円滑なコミュニケーションを生み、それが期待以上の成果に繋がると信じています。