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バズワードにとどまらないマーテック(MarTech)とは何か

By: Aquent

耳にすることが多くなった「マーテック(Martech)」という言葉。それの意味することを解きほぐして解説します。

DATE: 2018/01/29

エイクエントの兄弟ブランド”VitaminT”のブログから、デジタルポートフォリオやレジュメのティップス、イベント、トレンド情報、クリエイティブ業界の採用動向などをいち早く日本語でお届けします!

バズワードにとどまらないマーテック(MarTech)とは何か

マーテックは、マーケティング責任者や情報責任者たちにとって、もはや流行り言葉にとどまりません。この最高にホットな言葉によってあなたがパニックに陥ろうとも、マーテックは飛躍的にマーケティング活動を改善しています。
簡単にいうと、マーテックは、「企業のマーケティング活動のパーソナライズ」「顧客理解」「プロセスの自動化」「一連の活動の最適化」に役立ちます。

マーテックとは何か

マーケティングのあり方は根本的に変わりました。昔は、マーケティングメッセージを一方的に発信するだけで良かったですが、今は違います。パーソナライズされた気の利いた顧客体験をテクノロジーを使って提供し、顧客と企業の双方向の対話ができる関係が求められています。

新しいニーズに応えるため、マーケティングテクノロジーソリューション*の人気が高まっています。(5,000以上のマーケティングテクノロジーが存在し、減速の兆しは全く見られません)マーケティングチームは、デジタルマーケティング活動をより効果的かつ効率的にするために、「マーケティングスタック*」や「マーケティング”クラウド”*」の整備を進めています。

*マーケティングテクノロジーソリューションとは:マーケティングテクノロジー分野のひとつ一つののツールのこと
*マーケティングスタックとは:マーケティング部門が活用するべきテクノロジーを体系化したもの
*マーケティングクラウドとは:モバイルアプリやSNS、ユーザーの購買行動を記録したビッグデータなどを活用し、より顧客のニーズに合った情報や製品を提供していくための情報システムをクラウドコンピューティング方式で提供する仕組みのこと

テクノロジーを導入すると、行動データのビッグストリームが生成されます。そのため、マーケティング担当者はデジタルマーケティングプログラムを「テスト」「測定」「最適化」するという一連のアジャイル型のマーケティングプロセスを実行できるようになります。

つまり、マーテックは、デジタル社会にふさわしいマーケティングを可能にするテクノロジーなのです。

マーテックがあなたのチームにもたらす利点とは

マーテックは、マーケティングチームがますます効率的かつ効果的になる手助けをします。手作業での分析やサイロ化されたデータの結合に時間を取られることがなくなり、次のキャンペーンを考えることに集中できます!その他の利点として以下が挙げられます。

・業務効率の向上とワークフローの改善
・マーケティング成果の向上
・自動データ収集、顧客プロファイリング、ターゲティングおよび分析
・マーケティング効果測定の改善
・パーソナライゼーションの向上による顧客体験の改善

マーケティングテクノロジーの例

CRM(Customer Relationship Manager) – より良い顧客関係の構築に役立つ。 Salesforce、Nimble、KarmaCRMなど。販売、カスタマーサービス、サポート、マーケティングキャンペーン等の体系化、自動化、同期化を行う。

DMP(データ管理プラットフォーム) – データウェアハウスとも呼ばれ、データを格納する場所。図書館にとってのデジタルカードカタログのように、データ管理プラットフォームは、マーケティング担当者、出版社、広告主が使いやすいよう、情報を整理して保管する。 Adobe、Krux、Aggregate Knowledgeなど。

マーケティングオートメーション – 複数のチャネルにわたるマーケティング活動を調整するソフトウェアパッケージ。Emailマーケティング、オンラインフォーム、アナリティクスなど、繰り返し可能なタスクを実行するものが含まれる。 Infusionsoft、Marketo、Pardotなど。

タグ マネジメント – タグ(トラッキングピクセルとも呼ばれる)は、ウェブサイト分析やリマーケティングなどのサードパーティ製ソフトウェアとの統合ができるようウェブサイトに配置するJavaScriptコードのスニペット*。データの収集と分析、訪問者の行動レポートが可能になる。主な利点は、非技術チームがITチームの手助けなく簡単にタグ管理ができること。 Googleタグマネージャ、Ensighten。

*スニペットとは:プログラミング言語の中で簡単に切り貼りして再利用できる部分のこと、または、検索エンジンによる検索結果の一部として表示されるWebページの要約文のこと

ABM(アカウントベース マーケティングプラットフォーム) – B2Bマーケティング担当者が最適な取引先との関係性を監視、分析し、ターゲットとなる広告を評価し、メッセージの調整を行うためのプラットフォーム。

CMS(コンテンツ管理システム) – あなたの会社のウェブサイトのコンテンツを主導するシステム。最も人気のあるCMSはWordPress。その他、Joomla、Drupalなど。数多くのソリューションがあり、CMSをカスタマイズすることも一般的。

マーテックスタックとは何か

マーテックスタックとは、企業が活用すべきマーケティングテクノロジーソリューションを体系化したもの。個々のツールは「ポイントソリューション」とも呼ばれる。多くの場合、複数のソリューションで構成され、10社以上のソリューションを使用することもある。スタック内のツールは統合され、相互に接続されている。

ポイントソリューションの統合の代替として、オールインワンの「マーケティングクラウド」(AKAハブまたはスイート)があり、それは複数のマーテックソリューションを単一のプラットフォームまたはパッケージにまとめたものです。

どのソリューションを使うかは、ビジネスの規模、形態(B2C/B2B)、特性に合わせて決定されます。そのため、各社独自のマーテックスタックを整えることになります。全ての企業に合うオールマイティなスタックはありません。

マーテックスタックの最適化

マーテックは真新しい概念ではなく、多くの企業がすでにテクノロジーを活用していますが、完全に最適化できている組織は稀でしょう。既存のCRMやマーケティングオートメーションシステムから始める企業が多いですが、マーテックスタックを最適化するには専門家の採用が必要です。そう、人材が必要なのです。

マーテックの成果を検証、活用、最大化できるスペシャリストの採用は、マーケティングマネジメントのテクノロジーを最適化するための賢い選択です。これらのスキルは、「デジタルマーケティングマネージャー」「デジタルアナリスト」「マーケティングテクノロジーマネージャー」の優秀な候補者が持っています。ですので、マーケティングテクノロジーの整備がまだの場合、上記のスキルセットを持つ人材が必要です。

マーテックをよりチームフレンドリーにするために必要なこと

マーケティングに関わる人たちの多くは、創造性に富んでいます。彼らはデータと新たなテクノロジーの重要性を認識しているものの、新たなキャンペーンの企画の方が得意だったりします。新たなテクノロジーを導入すると、プロセスが行き詰まったり、恐怖心を抱くこともあるでしょう。

マーテックは、マーケティング担当者がより創造性を発揮する時間を与えてくれます。これまで貴重な時間とリソースを費やしていたタスクを自動化することで、独創的なことにもっとエネルギーを注げるようになります。

マーケティングチームがテクノロジーをより身近に感じられるために、トレーニングを提供して、マーテックの活用はよりスマートに働くことに繋がるという利点を強調しましょう。マーケティング担当者は、価値の高いコンテンツを生み出す時間が増えるだけでなく、マーテックにより、より多くのオーディエンスに届けられるでしょう。

テクノロジーとマーケティングチームとの間にある溝を埋めるために、「マーケティングテクノロジスト」を雇うことを検討しましょう。「マーケティングテクノロジスト」は、数多くあるマーテックソフトウェアの選択と統合に注力し、マーケティング担当者はブランドの認知度の向上と戦略策定に集中することができます。

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