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クープス後藤さんの考えるコミュニケーション力

By: Aquent

「一般的に『聴く力』を大切にするような傾向があるなか、私は『話す力』をとくに大切したいと考えています」という、クープス社後藤さんのコミュニケーション論です。

DATE: 2017/08/28

コミュニケーション力とは何か?を求人企業の方にお訊きするシリーズ。今回は、株式会社クープスの後藤さんです。

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株式会社クープス
代表取締役 クリエイティブディレクター
後藤 麻与

私の考える「コミュニケーション力」とは、会話力です。あくまで個人的な見解ではありますが、一般的に「聴く力」を大切にするような傾向があるなか、私は「話す力」をとくに大切したいと考えています。相手に分かる言葉や価値観を用いて、言いたいことを伝えることができるか、これが意外と誰にでもできることではなく難しいことなのかなと。会話している人同士が同じイメージを頭に浮かべながら話すことって、本当に困難です。

私たちは、ウェブの企画制作をしています。作るものに対していつも大事にしているのが、ターゲットの価値観に合うものを提案できているのかどうかということです。ターゲットの価値観を探るのもまた本当に大変な作業ですが、それこそコミュニケーション力(話す力)があれば結果もいい方向になります。ターゲットについて頭で考えていてもおそらく分からないので、それについてプロジェクトチーム全体で意見を交わし合う。誰かが問題提起をする人となり、チームそれぞれの人の考えやターゲットに近い人の考えを聞き出し話合いながら答えを導きだしていければと思います。私も、はじめからプロジェクトのリーダーだったり、クリエイティブのリーダーだったりしたわけではないから分かるのですが、どの立場から考えても仕事で必要なのは客観的に物事をとらえアプローチの仕方を決めることだという気がしています。

また話す力には、誰とでも話すことのできる知識や経験が必要だと思います。知識は、自分の知らない言葉や価値観に出合った時に調べて(あくまで自分なりに)理解をすること。経験は、人が集まって何かをする時に自ら物事を動かそうと課題を探してそれをほっておくことなくつきあうこと。それらを続けていくと話す力も自然に身につくものだと思います。

会社では、仕事の手が止まってしまうことさえなければ何でも話していていいと思っています。会話のしやすい環境であるようにと、私を中心に会話のしやすいムード作りに気をつけています。仕事であっても楽しい空気に持っていきたい、楽しみながら努力したいと思う人が集まり、仕事を通しそのエネルギーがいろんなところに波及していけばうれしいです。自社媒体である「AFRO FUKUOKA」をはじめ、現在では「福岡美少女図鑑」など弊社では様々な地域の話題作りをする、地域のニュースを取り上げるメディアを持っています。この媒体をきっかけとして、暮らしが少しでも明るくなったらという思いで仕事に励んでいる毎日です。こんな仕事の楽しさによった話ばかりしていると、どうも掴みどころのない人みたいですが、私はずっと「人生楽しまないと損だ!」という精神で何でも取り組んできました。できれば社員にも、仕事だからと別人格で自分に無理なことを強いるのではなく、趣味性を生かしたことを巧く仕事に生かすなどしてどんなことも自分らしい道にしていって欲しいです。またそれが自信に繋がればうれしいです。

最後に、ウェブの制作をしていながらあれなのですが、本当に知りたいことは自分で直に確かめにいくことが重要です。ウェブとか誰かの話とかに頼らず、知りたいことのために自分の時間や体力を使うことが大事です。そうすればきっと自分のものにできると思いますし、一つひとつ自分のものにしていって、知らなかったことが増えたら楽しいものです。仕事をする時間に希望を持って、充実した毎日を過ごしてもらえたらと思います。


株式会社クープス
企画編集力を生かしたウェブクリエイション。グループ会社であるバズフックの運営するオウンドメディア「AFRO FUKUOKA」、「福岡美少女図鑑」の企画制作も行っています。